総合的な学習 健康福祉領域
「2分の1成人式」(かがやけ!10歳)の取り組みついて
ほけんだより「すこやか」より
4年生では,1学期より学年の取り組みとして,総合的な学習「かがやけ!みんなのいのち」に 「小学校3,4年生は,発達的にあまり重要な時期ではないと思われるとそれは困る」と語る
臨床心理学者の河合隼雄氏は,子どもの心理療法に携わっている立場から次のように述べています。
○ 「小学校4年生の関門は,外的にはなんの苦もなく,通りすぎてしまうもので,案外見逃されやすい。」として「10歳の頃に自我体験(私というものがいる。私は一人だ。ということを意識すること)の節目がある。」 |
○ 「自立のための通過儀礼が,その後にやってくる「思春期」へのスムーズな移行を可能にする必要条件であるとしたならば,それを体験することなくすごしてしまったり,人間関係でつまずいてしまった場合,そのツケが思春期になってから現れる事が予想される |
本校では,4年生という大切な時期を,子どもたちに自分自身を見つめさせたいと考え,
総合的な学習「2分の1成人式」(かがやけ10歳!)と銘打って,『自分』をみつめるた
めの「通過儀礼」的要素を取り入れたいと考えています。
(参考文献 「保健の授業」近藤真庸 著,Q&Aこころの子育て 朝日新聞社)
活動計画
第1段階 大切な自分・世界に一人の自分への気づき
総合的な学習 「かえるくんのたからもの」「おなかの中にいたころ」
第2段階 押入れの中の「自分探し」
… ご家庭でお子さんといっしょに探していただきますよう,お願いします。
☆あなたの作品 ☆あなたが使っている思い出の品物
☆家族が残した記録など,それにまつわる事件やエピソード ☆証拠の品々
第3段階 自分探しの旅
○ 過去の自分・現在の自分・未来の自分
○「いいとこさがし(自分そして友達)」
…1月実施(コンピュータ3時間 エンカウンターエクササイズ1時間)
第4段階 まとめる
チラシ・ポスターづくり・家族や地域の人への案内状づくり 2分の1成人式に向けての準備
総合発表会「2分の1成人式」
2月16日(土) 参加者は,家族・地域の人々・お世話になった先生方